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アイシネン気密・断熱システム

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断熱とは

断熱とは、熱が伝導や対流(空気の移動)、放射によって伝わるのを防ぐことを言います。
住宅では、あらゆる断熱材で、外気温の影響を受けず室内の温度をどれだけ保てるかが「断熱性能」になります。
住宅の断熱性能を上げる工法は数多くありますが、その中からどのような視点で工法を選ぶのが良いかを考えていくのが大切です。

■4つに大別できる高気密・高
断熱工法  現在、日本の高気密・高断熱工法は約170種類あると言われています。しかし、それらは大きく以下の2種類((1)、(2))、全4方法(A~D)に分けられると考えて良いでしょう。

(1) 外張り断熱工法…(A) 
(2)  充填断熱工法 繊維系断熱材…(B)     
     現場発泡系断熱材 硬質ウレタン断熱材…(C) 
         アイシネン気密・断熱システム…(D)

では、これからその一つひとつの工法のメリット、デメリットについてご紹介していきます。

 

■構造体の外側を板状断熱材で覆う「外張り断熱工法」
 いわゆる”高気密・高断熱住宅ブーム”の火付け役になったのが、この外張り断熱工法。主に板状断熱材を構造体の外側から覆って気密・断熱を取る工法です。それまで繊維系断熱材が抱えていた幾つかの問題を解決できる点が注目を浴びたと言えます。しかし、その反面、繊維系断熱材にはないデメリットを持ち合わせているのもまた事実です。

(A)外張り断熱工法
メリット  ・木材熱橋を覆い尽くし、住宅の熱損失を防ぐことが可能
  ・壁体内結露の発生要因が少ない
  ・木材が開放され、木材の吸放湿を妨げない
  ・単純な間取りの場合施工が容易
デメリット  ・断熱材の厚さに制限がある
  ・外装材の止め釘の強度に限界がある
  ・サッシ枠の取り付けが特殊になる
  ・複雑な間取りの場合、施工難易度が増す
  ・工事費が一般的に高い

 

■壁体内を断熱材で埋めてゆく「充填断熱工法」

繊維系断熱材の充填の様子 ―繊維系断熱材―
  皆さんが一番なじみのなる工法と言えるのではないでしょうか?「外張り断熱工法ブーム」で悪いイメージが定着した感がありますが、実は世界的に見れば、一番実績があるとも言えます。柱・間柱の間に、繊維系断熱材を充填することで断熱をとり、一般的には気密層として室内側(石膏ボードの裏側)に気密シートを設ける工法です。メリット・デメリットを整理すると以下のようになります。
  

(B)繊維系断熱材
メリット  ・断熱材の厚さを地域によって増やすことが容易
  ・慣れた職人であれば施工が簡易
  ・世界的に実績がある
  ・一般的に他の方法(特に外張り断熱工法)と比較して安価
デメリット  ・職人によって施工精度にムラが出る可能性がある
  ・気密工事の難易度が高い
  ・不完全な施工を行うと壁体内の結露や集中結露を発生させる場合がある
  ・逆転結露が発生する

―現場発泡系断熱材―
 板状断熱材や繊維系断熱材のように、製品として既にできあがった断熱材を用いるのでなく、施工現場において直接、液状の原料をスプレー噴射することで発泡させ、壁体内に断熱材を充填していく工法です。これにアイシネンは当てはまりますが、同じ発泡系断熱材でもアイシネンは他のものとは特徴が大きく異なるので、以下のように2つの方法に分けるほうが、より正しいカテゴライズだと思われます。

■硬質ウレタン断熱材
 従来から採用されている現場発泡硬質ウレタン断熱施工は、壁に直接スプレーを吹き付ける方法で、発泡ガスとしてはフロン系ガスなどを使っています。このメリットどデメリットをまとめると、以下の通りです。

(C)硬質ウレタン断熱材
メリット  ・繊維系断熱材では難しかった配線・配管穴などの気密・断熱工事が容易
  ・高い断熱性能
デメリット  ・硬化時間が30分ほどかかるため、屋根への吹き付けが困難
  ・硬化後に収縮してしまう場合がある
  ・初期発泡後に再発泡する(2次発泡)恐れがある
  ・次世代フロンが使用できなくなり、発泡ガスが高価になった
  ・使用する発泡ガスによっては地球温暖化係数が高い
■アイシネン気密・断熱システム
 従来の硬質ウレタン断熱材と違い、フロンガス・代替フロンガスを一切使用しない完全水発泡の素材です。これまでご紹介してきた他の断熱材のメリットはもちろん、他にはないメリットも数多く持ちながら、非常にデメリットが少ない工法と言えます。

アイシネンの吹きつけの様子
▲アイシネンの吹きつけの様子

あらゆる隙間を埋めつくすアイシネン
▲あらゆる隙間を埋めつくすアイシネン

(D)アイシネン気密・断熱システム
メリット  ・瞬時に発泡するため、屋根への吹き付けが可能
  ・100倍発泡のため、ありとあらゆる隙間に充填可能
  ・完全水発泡のため、環境負荷が極めて少ない
  ・ホルムアルデヒドを含まない
  ・経年変化を起こさない(生涯保証書の発行)
デメリット  ・配線の変更が難しい

 

■断熱材を選ぶ際の注意点
 高気密・高断熱住宅を建てる際の各種工法について述べてきましたが、採用する工法は家づくりの何を重視するか、あるいは様々な事情・条件いかんによって、決めているのが現実ではないでしょうか。ただ、どの工法を選ぶにしても、大切にしてほしい点があります。それは『住宅はシステムである』ということ。木材・断熱材・釘・コンクリートなどの素材がただ単に組み合ったものではないということです。住宅も、自動車やコンピュータのように、様々な素材や部品がすべて機能し合っていくことを前提とした『システム』だと言えます。それは工法・断熱手法についても同じ。住宅はシステムとなって初めて、『環境』『人体の健康』『省エネルギー化』に配慮した機能・性能を発揮することができるのです。そのことを常に念頭においた上で、家づくりは進めていきたいものです。

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